ザンバースについて

ザンバース(以下、ザンバ)の影響力について述べます。

Gu/Teの魅力の一つとして、高倍率のザンバが挙げられます。
というわけで、簡単ですがザンバについてまとめてみました。


※本記事は2016/4/11時点でのPSO2を対象としています。
※PSO2 攻略Wikiの当該項目を参考にさせていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
※ミスなどがありましたらご報告いただけると嬉しいです。

ザンバ(ザンバース)とは

発動地点を中心にフィールドを展開し、フィールド内から放たれた攻撃に追撃を発生させる風属性のテクニックです。フィールドはチャージ時、約6.3秒持続します。
攻撃を放ったプレイヤーがフィールド内にいれば、自動で追撃が発生します。攻撃対象の位置は関係ありません。また、ポイズンやバーンなどのダメージにも追撃が発生します。ただし、一部の攻撃(銃座など)には効果がありません。
追撃は、発生元のダメージの20%分のダメージを与えます。さらに、追撃が発生すると確率でミラージュを付与します。

ザンバを複数発動した場合

ザンバは補助テクニックの扱いなので、1人で複数のフィールドを展開することはできません。
複数のプレイヤーがザンバを発動した場合、フィールドが重なっている地点は最も古いザンバの効果のみ適用されます。(これが原因で、「誰がザンバを撒くか」という議論が勃発します。後程説明します。)

ザンバの強化

ザンバを発動したプレイヤーが持つスキルや潜在能力でザンバを強化することができます。

Gu/Teで自発的に乗せることができるスキルは以下の通りです。

・パーフェクトキーパー (20%)
・ハイタイム (20%)
・Tマシンガンマスタリー (5%)
・ウィンドマスタリー1, 2 (20%, 20%)

これらはザンバの追撃に乗算で掛かります。
Tマシンガンマスタリーがどのような形でザンバに乗るかわからないため、今回は無視します。
上記スキルを発動すると1.2×1.2×1.2×1.2≒2.07の倍率がザンバにかかり、
結果発生元の41.4%の追撃ダメージを与えることになります。

ザンバを強化する潜在能力で候補に挙がるのは、

・再輝の赤 (Lv3時 16%)
・機動応変・一式 (Lv3時 13%)

あたりでしょうか。これらの潜在を解放した武器を使うと、再輝の赤では48.1%、機動応変・一式では46.9%の追撃ダメージが発生します。

今回は、私が使っているという理由で機動応変・一式を想定します。

他職のザンバ

Gu/Te以外の職によるザンバはどういうものでしょうか。
ザンバを撒く場合、テクニックからザンバを使用する方法とJB(ジェットブーツ)のPAであるモーメントゲイル(以下、ゲイル)を派生させる方法があります。

ここでは、話題に上がりがちな「戦気烈破の型(Lv3)を適用したBo/Te(ニロチザンバ)」と「潜在能力がザンバに乗らないBo/Hu(オフスティアスライダーなどを想定)」を考えたいと思います。
Bo側スキルとして「ブレイクスタンス」「ブレイクスタンスアップ」「ブレイクSDボーナス」を全て取得している状態で、ブレイクスタンス使用時の破壊可能部位と非破壊可能部位への倍率を算出します。

・ニロチザンバの場合
Te側ではウィンドマスタリー1, 2を取得するとします。
この時、破壊可能な部位に対してはザンバのダメージを1.2×1.2×1.35×1.1×1.6≒3.42倍に増幅します。追撃ダメージは68.4%となります。

非破壊可能部位に対しては1.2×1.2×1.1575≒1.67倍に増幅、追撃ダメージは33.3%です。

・Bo/Huの場合
Hu側で乗せられるスキルは特にありません。
よって、破壊可能な部位に対してはザンバのダメージを1.35×1.1×1.6≒2.38倍に増幅し、追撃ダメージは47.5%となります。

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2016/4/28 追記

申し訳ありません、計算ミスです。正しくは1.35×1.1＝1.485倍で、追撃ダメージが29.7%でした。

計算式に戦気烈破の型の倍率を入れていました。

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非破壊可能部位に対してはDB(デュアルブレード)を装備している場合に限り、1.1575倍に増幅、追撃ダメージは23.2%です。(JB装備時は倍率補正がかかりません。)

実戦でのザンバ

では、実戦でザンバはどのような効果をもたらすのでしょうか。
ザンバの効果範囲内に自分も含めたプレイヤーが全員いて、かつ攻撃を行っていることが理想的な条件です。
ザンバは効果範囲内のダメージを増幅するものと考えられるので、12人分の火力をそれぞれ

・Gu/Te + 機動応変・一式 では 12×1.469≒17.6人分の火力
・Bo/Te + 戦気烈破の型 + 破壊可能部位 では 12×1.684≒20.2人分の火力
・Bo/Hu + DB装備 + 非破壊可能部位 では 12×1.232≒14.8人分の火力
・純粋なザンバの倍率のみ では 12×1.2＝14.4人分の火力

まで引き上げると言い換えられます。
つまり、ザンバを撒いて攻撃するだけで最大2.4～8.2人分の火力増加が見込める、ということです。そして増加する火力は、ザンバの倍率によって大きく変動するということができます。

誰がザンバを撒くか

上述した通り、ザンバは最も古いもののみが効果を発揮します。先に低倍率なザンバを撒かれてしまうと、より高倍率なザンバの効果が得られない問題があります。特にモーメントゲイルから派生するザンバは、チャージ時間もなく即座に展開できる分倍率としては劣る場合が多いです。(無闇にモーメントゲイルを使うことが非推奨とされる原因はここにあります。Bo/HuでJBを使用する場合、非破壊可能部位に対するザンバの倍率は高くありません。)

倍率だけを見ると、破壊可能部位に対するニロチザンバは驚異です。しかし、非破壊可能部位に対する倍率ではGu/Teを大きく下回ります。(その分、Gu/Teはハイタイムを維持するために被弾してはいけないという条件があるのですが。)破壊可能部位があるエネミーでも、部位破壊後はブレイクスタンスが適用されない場合が多いため、その点において多少不安定です。
対してGu/Teはハイタイム以外に厳しい条件がないため、どんな敵に対しても安定した強さのザンバを撒けるという利点があります。
またGu/Teのザンバは、ブレイクスタンスを考慮した場合でもBo/Huのザンバに引けを取りません。(今回はBo/Huにおける武器の潜在を考慮していませんが。)

今回比較したクラス以外にもザンバに乗るスキルを持つクラスはあります。その中でもGu/Teのザンバトップクラスですが、スキルや装備、エネミーによっては他のクラスの方が強いザンバを撒けることもあります。自分の撒くザンバの倍率、他のプレイヤーが撒くザンバの倍率をしっかり把握して、より良くザンバを撒けるようにしたいです。

最後になりますが、理想的な条件とはいえ、手軽に5.6人分の火力増加が見込めるというGu/Teのザンバの強さをお伝え出来たら嬉しいと思います。